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●ヨーロッパ・カワイコンサート日時:2013年4月26日(金)20時〜
会場:CAMPUS(クレフェルト市)
ピアニスト:Jenna Sung曲目:ヨーゼフ・ハイドン/ソナタ第58番 ハ長調
セルゲイ・ラフマニノフ/前奏曲 Op32-12
フレデリック・ショパン/ノクターン嬰ハ短調「遺作」
モーリス・ラヴェル/ 夜のガスパール
フランツ・シューベルト/ソナタ第21番変ロ長調「遺作」
《アンコール》
フレデリック・ショパン/幻想即興曲
カワイコンサートがクレフェルトのCAMPUSにて行われました。ピアニストはロンドン名門音楽大学The Royal College of Music「王立音楽大学」にて研鑽を積まれている韓国人ピアニスト Jenna Sungさんです。コンサート当日は、昨日の暖かな気候とは変わり、天気が悪くとても肌寒く、お客様が来られるか心配しましたが、毎回楽しみにして下さるお客様や、コンサートの案内をご覧になった日本人のお客様も来られ、会場は賑わいました。
プログラム一曲目はハイドンのソナタ。気品に満ちた演奏でお客様の心を掴み、次に映画やドラマの挿入歌などで使用される事の多いラフマニノフやショパンの前奏曲、夜想曲を披露。前半最後はラヴェル「夜のガスパール」。ラヴェル初期のピアノ最高傑作で、幻覚に惑わす演奏で、特に3楽章「スカルボ」は強弱の激しく、急速なパッセージが不気味な旋律を引き出しており、まさに”小悪魔”イメージさせる演奏であった。
プログラム後半はシューベルト最後のソナタ。ラヴェルの演奏とはイメージを新たに、崇高なまでに美しくおだやかな演奏をし、会場の雰囲気も暖かい気持ちで溢れていました。”ブラボー”の声が鳴る中、アンコールにはショパンの幻想即興曲。誰もが耳にした事があるこの曲を情熱的に演奏され今回の演奏会を締めくられました。
今後が楽しみなピアニストで、更なる活躍が期待されます。
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