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東京藝術大学 ランチタイムコンサート 2022
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル Vol.8>
出演:畑中 ゆき & 平賀 小雪 & 藤吉 歌音 開催レポート
2022年3月17日(木) 12:00〜13:30(11:30開場)
会場:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
3月17日「東京藝術大学 ランチタイムコンサート 2021-2022<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル Vol.8>」が開催されました。
出演は畑中 ゆきさん&平賀 小雪さん&藤吉 歌音さんです。最初に畑中ゆきさんが登場し「ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 Op.15-1」を披露。
清らかな音の粒が丁寧に紡がれ、中間部とのコントラストが際立ちます。
2曲目の「プロコフィエフ:風刺 Op.17」では、断片的なフレーズや音の衝突などが頻出する中で
その不揃いさを楽しむかのように、見事に一つの世界にまとめ上げられました。次に平賀小雪さんが「ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 ホ長調 Op.109」を演奏。
みずみずしい音色で始まり、変奏で構成されている終楽章までその艶やかさが心地よく続きました。
続けて「リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 S.514」を披露。
詩人レーナウの「ファウスト」に基づくストーリーを思い起こさせるような演奏で、特にナイチンゲールが鳴いている様子は目に浮かぶよう。最後は藤吉歌音さんによる「シューマン:クライスレリアーナ Op.16」。
全8曲から成るこの楽曲の中で次々と入れ替わる緩急や曲の雰囲気を捉え、とても丁寧に演奏されました。
ダイナミクスの変化など細部まで工夫が凝らされており、藤吉さんのこの作品への理解やリスペクトが伝わるような演奏でした。
次回、同シリーズVol.9は3月30日(水)に開催致します。
どうぞお楽しみに!
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