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ニューアーティスト ランチタイム&アフタヌーンコンサート2022
小井土 文哉 & 水谷 桃子 ランチタイムコンサート 開催レポート
2022年2月4日(金) 12:00〜13:30(11:30開場)
会場:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
2月4日(金)小井土 文哉&水谷 桃子 ランチタイムコンサート が開催されました。前半は、小井土 文哉さんが登場。
モーツァルト:ピアノソナタ 第17番の演奏からスタート。
一音目から明るくモーツァルトらしい、丸い美しい音で聴かせて頂きました。
2曲目は、リスト:超絶技巧練習曲より 第11番「夕べの調べ」。
小井土さんの演奏は、出てくる全ての音が美しく、一音一音、その時々で様々なものを表現されているように感じます。
この曲では、冒頭の語りかけるようなメロディを経て、少しづつ情景が見えてくるような壮大な演奏、そして鐘の音も聞こえてきます。
まるで映像を見ているかのように音からのイメージが鮮明でした。最後は、ブラームス:4つの小品 Op.119を。
それまでの開けた景色が一変して、抒情的で内向的な印象。非常に繊細で心に染みる素晴らしい演奏でした。後半は、水谷桃子さんの演奏。
1曲目のベートーヴェン:ピアノソナタ第31番、愛らしく華やかに聴かせて頂いた
第1楽章を経て、第3楽章冒頭の絶望からのフィナーレに向けての勇気や希望を感じる上昇感。
今このような世の中だからこそ、強力なメッセージとして聴かれた方も多かったのではないでしょうか。
大きなパワーをもらった演奏でした。続く、ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 Op.42。
1音目から凄まじい集中力で聴き手にも緊張が走ります。
演奏に引き込まれ、聴いている者を最後まで離さず、あっという間の終演となりました。
何かが降臨しているかのようなまさに圧巻の演奏にブラボー!最後にアンコールに応えて、ショパン:エチュードOp.10-3「別れの曲」を演奏されました。
ピアニストとして常に一線で活動されているお二人の演奏を一度に聴くことに出来る、非常に贅沢な時間でした。
さらなるご活躍を楽しみに、また是非とも聴かせて頂きたいと思いました!
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