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日本ショパン協会 第291回例会
諸原 康代 ピアノリサイタル 開催レポート
《日本ショパン協会パウゼシリーズ Vol.43》
2021年11月25日(木)開演18:30 (開場18:00)
会場:カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
11月下旬の落葉のころ、日本ショパン協会のパウゼシリーズVol. 43として、諸原康代さんのピアノリサイタルが開催されました。
諸原さんは国立音楽大学卒業後、音楽教室の講師を務めたのち、洗足学園音楽大学大学院へ進学し数々のコンクール入賞された経験をお持ちのピアニストです。当夜はショパンとショパンから多大な影響を受けたグラナドスとアルベニスというスペインの作曲家による晩年の作品が披露されました。
前半のプログラムは、ショパンがフランスのパリからスペインのマヨルカ島へ移り住んでからの円熟期の作品の数々。
「ワルツ第5番」で華やかにはじまり、自然の情景が浮かぶような「雨だれのプレリュード」、祖国への想いが感じられる「マズルカ作品59」、「舟歌」での繊細な表情の移ろいなど多彩な表現を聴かせてくださいました。後半のプログラムは、スペインの国民的作曲家でピアニストの二人、グラナドスとアルベニスの傑作から、グラナドス「演奏会用アレグロ」「嘆き、マハと夜鳴きうぐいす」、アルベニス「イベリア」より「エル・プエルト」「エル・アルバイシン」。
情熱的で民族色豊かで、難曲としても知られている作品を、美しく鮮やかに演奏されました。(日本ショパン協会の江崎昌子理事との記念写真)
客席からの鳴りやまない拍手に応え、アンコールにグラナドスの「アンダルーサ」を演奏してくださいました。
諸原さんの今後ますますのご活躍が楽しみです!次回のパウゼシリーズは、1月14日(金)油木奈緒子さんのご出演です。どうぞ御期待ください♪
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