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有森 博 & 長瀬 賢弘 ピアノデュオシリーズ 開催レポート
ロシア秘選集 Vol.9「彩」〜ストラヴィンスキー没後50年、デニソフ没後25年記念〜
2021年11月4日(木) 18:30開演 (18:00開場)
出演:有森 博(ピアノ) 長瀬 賢弘(ピアノ)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 11月上旬、「有森博&長瀬賢弘ピアノデュオシリーズ――ロシア秘選集Vol. 9『彩』〜ストラヴィンスキー没後50年、デニソフ没後25年記念〜」が開催されました。シリーズ9回目となる今回は、ゲストに高井玄樹さんと伊達広輝さんを迎えて8手編成の作品も取り上げられました。

 前半は、有森さんと長瀬さんにより没後50年のストラヴィンスキーの2台4手の作品が演奏されました。1曲目は2台ピアノのためのソナタは、曲目解説にて紹介のとおり音数が少なめのシンプルさが特徴でしたが、「彩」を感じられる楽曲でした。2曲目はサーカス・ポルカ(バビン編曲)はサーカス団による「仔像達のバレエ」という企画のために書かれたという作品。3曲目は「2台のピアノのための協奏曲」。ダイナミックで生き生きとした掛け合いも印象的でした。

 後半は、ゲストのお二人を迎えて8手作品が演奏されました。没後25年の旧ソ連を生きた作曲家・デニソフによる作品です。演奏された「点と線」は1988年作です。2台8手作品の新たな魅力の発見がありました。

 本編最後の曲は、再びストラヴィンスキーの3大バレエ(火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典)に数えられる中で、ピアノ曲としても大変有名な ペトルーシュカより3つの楽章。冒頭から瞬く間に惹きつけられました。

 アンコールも盛りだくさんで、モーツァルト(グリーグ編曲2台ピアノ版):ピアノ・ソナタハ長調K.545 、ベートーヴェン(ヘルマン編曲):交響曲第7番 第4楽章 2台8手版、バッハ(ヘス編曲):主よ、人の望みの喜びよ 2台ピアノが披露されました。会場からは熱い拍手が送られ、大きな盛り上がりのうちに演奏会は閉じられました。

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