2020年ピティナ・ピアノコンペティション特級入賞者コンサート開催レポート

2020年ピティナ・ピアノコンペティション
特級入賞者コンサート開催レポート
出演：谷昂登・森本隼太・尾城杏奈
2021年7月7日(水) 18：00開場　18：30開演
会場：カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」

7月7日（水）七夕の夜に2020年ピティナ・ピアノコンペティション特級の上位3名が出演する入賞者コンサートを開催致しました。
2020年の入賞者コンサートとしては最後の機会となったため、チケットは完売御礼となり、お客様からの期待も高まりました。

トップバッターは、特級銅賞の谷昂登さんの演奏。
軽やかに煌めくショパン：マズルカ風ロンドから始まり、
ノクターン13番ではしっとりと歌い上げながらも情熱も垣間見える素敵な演奏が続きます。

ベートーヴェンのピアノソナタ28番。見事な表現で大曲を聴かせて頂きました。

次に登場したのは、特級銀賞／聴衆賞の森本隼太さん。
ラヴェルの「鏡」全曲という楽しみなプログラム。

曲ごとに多彩な音色で演じ分けるのがとても印象的、神秘的な演奏でした。

最後の登場は、特級グランプリの尾城杏奈さん。
メトネルの４つのおとぎ話1番からのスタート。柔和な響きがホール全体に広がります。

ベートーヴェンのソナタ30番、素晴らしい集中力と構成力、フィナーレはとても心にくるものがありました。
続くショパンのスケルツォ4番では、素敵に印象ががらっと変わり、とても華やかな終演となりました。

大きな拍手に応えてカーテンコール。

鳴りやまない拍手に応えて、サプライズのアンコール。
ラフマニノフ：6手のための３つの小品より「ロマンス」

それぞれの個性が光る素晴らしいコンサートとなりました。
この日の演奏の一部は、「ピティナ・コンサートプレミア第14回」にて配信中です。

いよいよ今年の特級もファイナルに向けて盛り上がって参りました！
来年の入賞者コンサートもお楽しみに♪