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【2020年振替公演 東京:6月19日 大阪:6月24日】
デュオ・カイザーバウム 4th.Concert 開催レポート
《ベートーヴェン チェロソナタ全曲演奏シリーズVol.4(全6回)》
出演/宮下朋樹(ピアノ) 海野幹雄(チェロ)

《東京 公演 》 2021年10月29日(金) 開場18:00 開演18:30(終演予定19:45)
会 場/
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」 (渋谷区神宮前5-1 2F)

ピアニストの宮下朋樹さんとチェリストの海野幹雄さんによる「デュオ・カイザーバウム」のベートーヴェンチェロ・ソナタ全曲演奏シリーズの第4回。(全部で5曲あるベートーヴェンのチェロ・ソナタが毎回1曲ずつ組み込まれたプログラムですが、更に「ホルンまたはチェロとピアノのためのソナタ」もシリーズに加えて全6回のチクルスとなりました。)

前半は、ベートーヴェンの作品から2曲、「魔笛の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO 46」と「チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1」が演奏されました。
変奏曲は、モーツァルトの歌劇より二重唱を主題とした曲で、チェロの豊かな音色とピアノの掛け合いを楽しく聴きました。また、ソナタ4番は、後期の作風を見せ始める頃の作品で、自由な形式のなかに幻想的で深い味わいが感じられました。

休憩を挟んで、プログラムの後半は、シューマンの「3つのロマンス作品94」と、グリーグの「チェロ・ソナタ イ短調 作品36」。シューマンは、元々はオーボエために書かれた作品でしたが、しみじみとした旋律が美しく奏でられチェロでの演奏も魅力的でした。
グリーグのソナタは、有名なピアノ協奏曲を思い起こされるような節が随所に表れ、ドラマチックで生き生きとした演奏に会場から大きな拍手が起こりました。

アンコールにグリーグをもう一曲。北欧の美しい風景が目に浮かぶような名曲「春に寄す」(叙情小曲集より作品43-6)で終演となりました。
曲の間には宮下さんから曲の聴き所などのお話もあり、ベートーヴェン、シューマン、グリーグの魅力を存分に味わえた素敵なコンサートでした。

 

デュオ・カイザーバウムの次回第5回は、2022年9月を予定しています。
どうぞご期待ください!

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