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東日本大震災 被災地植樹支援
チャリティーコンサート at カワイ表参道 開催レポート
2019年
3月11日(月) 開演19:00 (開場 18:30)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 

 東日本大震災発生直後から定期的に開催している『被災地植樹支援チャリティーコンサート』が、今年も行われました。10日に横浜、名古屋、梅田、11日は仙台、東京の計5ヵ所で開催され、その趣旨に賛同する多くの方が演奏を聴きに会場を訪れました。東京公演の出演者は若手の3名。いずれも昭和音楽大学附属ピアノアートアカデミーに在籍する中村優似さん、黒木雪音さん、水村彰吾さんが、それぞれ思いを込めた演奏を披露しました。

 国内外で演奏活動を行なう中村さんは、ショパン《2つのポロネーズOp.26》〈バラード第3番〉の2曲を選曲。ショパンらしさや作品の個性を自然に表現した演奏が印象的です。

 黒木さんはチャイコフスキー《18の小品》より〈瞑想曲〉、メンデルスゾーン=ラフマニノフ《真夏の夜の夢》より〈スケルツォ〉と、メンデルスゾーン〈厳格なる変奏曲〉の3曲。やさしく内面に寄り添うような1曲目が、深く心に残る演奏でした。

 最後の奏者、水村さんはドビュッシー《映像第2集》より〈葉ずえを渡る鐘の音〉〈金色の魚〉、そしてラフマニノフ《音の絵》より4曲を抜粋で。繊細でありながら豊かな音色、作品の持つ独特の力強さや、劇的な盛り上がり方など、多彩な表現を聴かせました。

 このコンサートによる収益の一部および当日会場で集められた募金は、地球環境保全に取り組む『カワイの森育成会』を通じ、被災地における防災林用のクロマツの植樹に役立てられます。本活動でカワイ音楽・体育両教室生とその保護者、河合楽器製作所職員が3年前に植えた苗木は現在腰丈まで成長しており、5月には新たに苗木500本が宮城県東松島市で植樹される予定です。

(R.K.)

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