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坂本 麻衣ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.14>
2018年11月9日(金) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 東京芸術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道〈大学院音楽研究科修士1年生によるピアノリサイタル〉第14回が11月9日に開催されました。今回は坂本麻衣さんのご登場です。

 プログラムはバッハ=ブゾーニの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》より〈シャコンヌニ短調BWV1004〉と、ラヴェルの《鏡》より〈悲しい鳥たち〉、〈道化師の朝の歌〉、フランクの《プレリュード、コラールとフーガ》でした。まっすぐな音で冒頭が奏でられたシャコンヌはその後見事な和声によって豊かな響きを持ち、荘厳な演奏。続いて演奏されたラヴェル〈悲しい鳥たち〉は、坂本さんより「森の中様々な種類の鳥たちが鳴き、夏の暑さにくらんだ鳥はひっそりと息絶える」と説明があったように、空間の様々なところから透き通った音が鳴り響くようです。森の少し靄がかかったような雰囲気と、鳥のイメージがうまく表現されており、聴きながら想像することができました。〈道化師の朝の歌〉はスペインの雰囲気が取り入れられつつも中間の朗々とした太い旋律が印象的で、断片的に現れるそれぞれの要素への坂本さんの細かい意識が感じられました。ピアノ作品をあまり残していないフランクの代表作の一つであるという《プレリュード、コラールとフーガ》のフーガでは、主旋律がくっきりと浮かび上がり、半音階が美しく響きました。

 アンコールではチャイコフスキーの《弦楽セレナーデ》を、坂本さんの師である角野裕氏によって編曲されたピアノ版で披露。壮大で大きなエネルギーを要したプログラムと比較して、軽やかでかわいらしい演奏で、伸びやかに演奏されていました。

(W.T)

 

 

恩師:角野裕先生と

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