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石坂 奏 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.12>
2018年10月18日(木) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 10月18日の東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道〈大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.12〉は、石坂奏さんの出演。

 それぞれの演奏の際にご自身の解説でも述べられていたように、プログラムは「どこかで聴いたことのある曲」が集められ、耳なじみの良い名曲揃い。

 冒頭はドビュッシーの「ベルガマスク組曲」より「月の光」。ピアノの前にすうっと落ちついたかと思うとおもむろにやさしく打鍵。まろやかな音でゆっくりと会場を温めていくかのような演奏でリサイタルが始まりました。続いて、ドビュッシーの「版画」より「塔」「グラナダの夕べ」「雨の庭」を丁寧に。東洋的な響きも美しく、低音を充分に鳴らしての演奏。

 次はショパン円熟期の作品が2曲続きます。まずは、幻想曲へ短調Op.49。単音のメロディーと和音の響き共によく聴いての、丁寧な音作りでたっぷりと、そして繊細に。続いてのポロネーズ第6番「英雄」変イ長調Op.53も、緩急自在にピアノを響かせました。

 そしてリスト。まずは「愛の夢」より第3番。堂々たるショパンから一転、柔らかく、音の波に身を任せての、たゆたうような演奏。そして最後は「パガニーニ大練習曲」より第3番「ラ・カンパネラ」。一つ一つの音の行方を追うような、それでいて流れのしっかりした演奏。後半の高音部、それを支える低音もすばらしく、よく調整されたピアノと相まっての名演。観客を沸かせてランチタイムコンサートは終了しました。 

(K.A.)

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