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デュオ・カイザーバウム 2nd.Concert 開催レポート
《 ベートーヴェン チェロソナタ全曲演奏シリーズVol.2 (全5回) 》
出演/宮下朋樹(ピアノ) 海野幹雄(チェロ)
《東京 公演 》
2018年
6月22日(金) 開演19:00 (開場18:30)
会 場/
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 6月下旬、宮下朋樹さん(ピアノ)と海野幹雄さん(チェロ)による「デュオ・カイザーバウム 2nd Concert」が開催されました。「ベートーヴェン チェロ・ソナタ全曲演奏会 Vol.2」と題された今回のコンサートでは、ベートーヴェンの《チェロ・ソナタ第2番》と他3曲から成るプログラムが披露されました。前半と後半のはじめには各曲について演奏者による簡単な解説・お話があり、それを踏まえて演奏を聴くことで自然と音楽の世界に入っていくことができました。

 前半では、ほぼ同時期に作曲されたベートーヴェンの2作品が取り上げられました。《モーツァルトの『魔笛』から「恋人か女房があればいいが」の主題による12の変奏曲 ヘ長調》op. 66と、《チェロ・ソナタ第2番 ト短調》op. 5-2です。変奏曲では、作品の持つ陽気な雰囲気が様々な音色で巧みに表現されていました。ソナタでは、第1楽章冒頭に置かれた長大で重厚な序奏が印象的で、特にオペラのレチタティーヴォを思わせるピアノとチェロの掛け合いが美しかったです。

 後半では、シューマンの《アダージョとアレグロ 変イ長調》op. 70と、ラフマニノフの《チェロ・ソナタ ト短調》 op. 19が演奏されました。特に、ラフマニノフ第2楽章(アレグロ・スケルツァンド)の中間部において、忙しく動くピアノの上で伸びやかに奏でられていくチェロの旋律が秀逸でした。また、同曲の第3楽章(アンダンテ)は表情豊かに変化するピアノの和声がよく生かされた好演で、朗々と歌われるチェロの旋律と共に織りなされるその音楽は内省的でありながら前向きな希望をも感じさせてくれる心地よいものでした。 

 アンコールには、第1曲目のベートーヴェンの変奏曲と同じく「ドーファ」の音程から始まる曲ということで、シューマンの《トロイメライ》が演奏されました。温かな音色で作り出される夢見心地に会場の皆様もうっとり。和やかな雰囲気のなか演奏会は閉じられました。

(Y, T.)

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