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清水 陽介 & 鈴木 優輔 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道〜
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル vol.8>
2018年2月28日() 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 

 第8回目となる東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道〈音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル〉、2月28日は清水陽介さん、鈴木優輔さんがご出演されました。

 まずは清水さんの、ショパンの4つのバラードの中でもとりわけ傑作といわれる《バラード第4番へ短調Op.52》。序奏そしてそれに続く主題に度々現れる同音連打をしなやかなタッチで、切々と何かを伝えるかのように演奏されました。続くスクリャービン作曲《幻想曲ロ短調Op.28》はスクリャービン初期の作品であり、ショパンの影響がみられる作品です。雄大な流れが感じられ、最後の怒涛の音楽の前の和音は天から日が差すようでした。

 次に鈴木さんが、ショパン作曲《舟歌嬰ヘ長調Op.60》を演奏されました。たゆたう旋律が非常に心地よく感じられました。続く《ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44》。英雄ポロネーズとは対照的に悲劇的な作品です。中間部にマズルカが取り入れられポーランドの伝統的なリズムが存分に表現され、そのリズムにうまく乗って演奏されている様子が印象的でした。また上昇していくパッセージではエネルギーの方向性が明確な演奏でした。

 最後のアンコールはガーシュイン作曲《3つの前奏曲》。溌剌とした力強い演奏でコンサートを締めくくられました。お二人の演奏に会場から惜しみない拍手が送られました。これからの益々のご活躍を期待しております。

(W.T.)

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