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久保 英子 & 河尻 広之 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2018 in 表参道〜
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル vol.5>
2018年1月30日(火) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 

 『東京藝術大学音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル』の第5回目は、久保英子さんと河尻広之さんがご出演されました。

 前半は久保さんです。1曲目のモーツァルト《グルックの「愚民が思うには」による10の変奏曲 ト長調》KV.455では、様式感や各変奏の特徴を細やかに弾き分けられ、喜劇的なオペラを鑑賞しているような明るく愉快な演奏でした。2曲目に披露されたショパン《舟歌 嬰ヘ長調》Op.60では、和声やフレーズを丁寧に表現されており、歌のように自然な呼吸を感じられる演奏でした。

 後半は河尻さんにより、ブラームス《6つの小品》Op.118が演奏されました。各曲ともに、独特な和声を美しく響かせながら、内省的で心情が移ろうような表現が興味深かったです。中でも、伸びやかで優しさに溢れた第5曲と、哀愁を帯びながら、音が複雑に混ざり合っていくような表現が美しかった第6曲の演奏は大変印象に残りました。

 客席からの拍手に応えられ、アンコールにブラームス《16のワルツ》Op.39より第13番、第14番、第15番を披露してくださいました。華やかで重厚な音色による味わい深い演奏で、聴衆をさらに沸かせました。お二人のますますのご活躍を心より期待しております。

(K.S.)

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