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尾形 祐香 & 角谷 千絢 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2017 in 表参道〜
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル vol.3>
2017年12月20日(水) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 東京藝術大学ランチタイムコンサート2017 in 表参道<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル>第3回目となる12月20日は、尾形佑香さんと角谷千絢さんがご出演されました。

 まず前半は、尾形さんによるグラナドス作曲組曲《ゴイェスカス》より第4番〈嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす〉、第5番〈愛と死〉。スペインを代表する作曲家グラナドスの円熟期の最高傑作とされているこの組曲は非常にドラマチックな曲想で、表現されている光景が思い浮かぶような曲でした。第4番では曲が進むにつれテーマの表情が変わり、一層夜が深まっていくような気配が感じ取れる、趣深い演奏でした。第5番では愛する人の死を告げる鐘の音を深く影のある音色で表現されました。

 後半はシューマン作曲《ピアノソナタ第3番へ短調作品14》より第1,2,4楽章を角谷さんが披露されました。この曲では同じモチーフ、「クララの主題」が何度も現れ、変化を加えながら使われていますが、それぞれをよくコントロールし構成し、指先の感覚を研ぎ澄ませ丁寧に演奏されている様子が印象的でした。技巧的で華やかな演奏でした。

 アンコールは連弾曲、サン=サーンス作曲《動物の謝肉祭》より〈白鳥〉と〈フィナーレ〉を、若さ溢れるエネルギッシュな演奏をされました。特に〈フィナーレ〉は冒頭から凄まじい勢い、大迫力で圧倒されました。これからのお二人のますますのご活躍が楽しみです。

(K.T)

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