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柴垣 健一 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2017 in 表参道〜
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.7>
2017年7月12日(水) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 東京藝術大学に学ぶ学生によるランチタイムコンサートシリーズに、現在同大大学院1年の柴垣健一さんが出演しました。柴垣さんは藝大の有志で結成された日本歌曲演奏団体『季(とき)』のピアニストとして、各地で演奏活動も行っています。

 まずは、バッハ《イタリア協奏曲》。いきいきとしたタッチ、明るく粒がそろった音色が印象的な第1楽章、続く第2楽章では少し自由に歌い、終楽章はとても明晰。はつらつとしていながら、端正な演奏でした。

 現実とファンタジーは対を成していると柴垣さんは言います。「音楽が“音楽になる前の姿”に思いを馳せながら弾く。そういうアンテナを張っていないと、本質的な魅力に到達できないと思っています。“向こう側の世界”に思いを馳せながら聴いてほしい」と語り演奏したのは、シューマンの《幻想曲》。“どこまでも幻想的、情熱的に演奏すること”と記された第1楽章からは情念のようなものが感じられます。終楽章での一音一音を大切にかみしめて弾く場面からは最も情感が感じられ、印象に残りました。

 アンコールはショパンの〈木枯らし〉でした。今後のさらなるご活躍に期待です。

(R.K.)

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