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鈴木 鞠奈 ランチタイムコンサート 開催レポート
東京藝術大学ランチタイムコンサート2017 in 表参道〜
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.3>
2017年6月9日(金) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 『東京芸術大学大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル』の第3回目にご出演されたのは、鈴木鞠奈さんです。会場は幅広い層のお客様で満席となり、鈴木さんへの期待の高さが伺えました。本日は、ロマン派から現代曲までのバラエティに富んだプログラムを、解説を交えながら披露してくださいました。

 冒頭のショパン《ノクターン第7番 嬰ハ短調》Op.27-1では、歌のような滑らかな表現と、左手の分散和音による幻想的な響きが美しい演奏でした。続けて演奏されたシュトラウス=グリュンフェルト《「ウィーンの夜会」ヨハン・シュトラウスのワルツの動機による演奏会用パラフレーズ》では、澄んだ音色と絶妙な間合いによる華やかな演奏に心が躍りました。

 そして、昨年に亡くなられたフィンランドの作曲家ラウタヴァーラの《ピアノソナタ第2番「火の説法」》です。北欧の作品の持つ幻想的で独特な響きを表現されながらも、抜群のテクニックによるダイナミックな演奏は聴きごたえがありました。

 最後は、ラフマニノフ《ヴォカリーズ》とリスト《超絶技巧練習曲》より第11番〈夕べの調べ〉を続けて演奏されました。〈ヴォカリーズ〉では、今回コチシュによる編曲版をもとに他の方の編曲版も取り入れての演奏を披露され、一つ一つの音が染み渡るような深みのある演奏を聴かせてくださいました。〈夕べの調べ〉では、旋律や和音の性格を美しく表現されておりました。いずれも曲の魅力が存分に生かされた演奏に客席から割れんばかりの拍手が贈られました。

 鳴り止まない拍手に応えられ、アンコールにラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》より第18変奏を披露してくださり、さらに長い拍手が贈られました。素敵な演奏をありがとうございました。

(K.S.)

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