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第2回フジタ・マスタークラス 開催レポート
本場ヨーロッパで絶賛された世界的ピアノ三重奏団
フジタ・ピアノトリオと夢のレッスン・共演を表参道で!
2017 年5月3日(水)〜 5月6日(土)
5月3日(水)〜5月5日(金):公開レッスン
5月6日(土):コンサート
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

 

 

 

 

 ヨーロッパを中心に活動する藤田めぐみ先生(Pf)、ありさ先生(Vl)、ほのか先生(Vc)による姉妹ピアノトリオ『フジタ・ピアノトリオ』が、2度目のマスタークラスを開催しました。会期は4日間、レッスンを経て、最終日となったこの日の修了コンサートには7名の受講生全員が出演しました。「楽譜の中にねむる音楽があなたの手で、ほとばしる感動の生命(いのち)へ!」、3日間のレッスンで一歩上の演奏を目指しました。

 コンサート前半は受講生による演奏です。7名のうち3名は、昨年に続き2度目の参加となりました。音楽大学を卒業し、出身校の演奏研究員を務めている方、ふだんはアマチュアオーケストラや、友人同士でアンサンブルを楽しんでいるという方など、さまざまな音楽経験が背景にあります。3種の楽器の専門家によるマスタークラスということもあり、ピアノソロ、ヴァイオリンやチェロとピアノ、そしてピアノトリオなど、多様な編成でソナタを中心とした6つのプログラムが披露されました。めぐみ先生、ありさ先生と共演した受講生の演奏は、プロの演奏に触発され、一段と大きな演奏に聴こえます。7名による生き生きとした演奏からは、充実した3日間がうかがえました。

 後半は『フジタ・ピアノトリオ』による演奏です。まずは三姉妹が好んで演奏している茅田俊一作品から〈ピアノのためのソナチネ〉と、フランス歌曲〈月明かりの下で〉の主題にした〈チェロとピアノのためのフランスの歌による変奏曲〉が演奏されました。締めくくりはシューベルト晩年の傑作《ピアノ三重奏曲第2番D929》。シューベルトらしい叙情的な旋律線に、徐々に滲む絶望感。姉妹の親密でシンフォニックな演奏は、圧倒的な迫力でした。

 合間の休憩時間には受講者同士で声をかけ合ったり、先生から受講生に話しかけるなど、終始温かな雰囲気が感じられました。次回のマスタークラスは、来年5月3日〜5日、6日には修了コンサートが早くも予定されています。

(R.K.)

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