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高木竜馬 ピアノリサイタル 開催レポート
“ウィーンからの風”
2017年2月24日(金) 18:30開場 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 昨年11月に『ローマ国際ピアノコンクール』で優勝した高木竜馬さんが、半年ぶりにパウゼでリサイタルを開催し、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーにラフマニノフの作品を取り上げました。

 まずはベートーヴェンのソナタ第14番《月光》。高木さんが着席すると標題にそった演出として、ステージライトが消灯され、暗闇のなか第1楽章が奏されました。第1・2楽章はともに抑えたテンポで構成し荘重な印象、終楽章は克明で力のこもった演奏でした。

 続いて披露したのは、ショパンの《12のエチュード》。音には自信が表れており、かなり弾き込んでいることが窺えます。

 後半はドビュッシーの《映像第一集》から。刻々と変化するニュアンスを、一音一音吟味された音で綴ります。緻密なパッセージで作られた、ほかの3曲とは異なる“光と陰”が微細に表現されました。

 最後はラフマニノフの《楽興の時》です。ピアノもよく鳴り、しっかりとした低音、つやのある重い音質で、深々とした音楽でした。

 本編が終わると、アンコールとして7曲もの名曲を披露。ベートーヴェン〈エリーゼのために〉、シューベルト〈楽興の時第3番〉、ショパン〈スケルツォ第2番〉、ドビュッシー〈喜びの島〉、ラフマニノフ〈パガニーニの主題による狂詩曲〉より第18変奏、プロコフィエフ《戦争ソナタ》より第3楽章、ショパン〈英雄ポロネーズ〉、約3時間にわたり、生命力あふれる演奏で楽しませてくれました。

 オーソドックスな曲でまとめられたプログラムは、どれも手の内に入った作品ばかりです。高木さんはこの日も使用されたSK-EXを好んで演奏されるピアニストで、楽器との相性の良さも感じられます。決して叩きつけることなく、豊かで迫力のある音楽。今度戻っていらっしゃるときにも、さらに昇華させた音楽を聴かせてくれることでしょう。

(R.K.)

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