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東京藝術大学 ランチタイムコンサート2017 in 表参道
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル vol.11>
村上 うらら & 村田 茉莉花 ランチタイムコンサート 開催レポート
2017年2月24日(金) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 2月24日、カワイ表参道コンサートサロンパウぜにて東京藝術大学ランチタイムコンサート2017 in 表参道〈音楽学部一年生によるピアノジョイントリサイタル vol.11〉が開催され、村上うららさんと村田茉莉花さんによる演奏が行われました。

 村上さんはシューマン作曲《謝肉祭「4つの音符による面白い情景」Op.9》を演奏されました。期待感に満ち溢れた「前口上」から始まり、様々な情景や人物を表情豊かに描き、勇壮な終曲の「ペリシテ人と闘うダヴィッド同盟の行進」まであっという間でした。特に「コケット」ではクリアなタッチが鮮やかであったり、慈愛に満ちた「休息」では村上さんの持ち味が生かされていたと思います。小曲ごとの特徴を表現しつつも、芯のある音は全曲を通してブレることがなく、村上さんの一貫した音使いを感じました。

 続いて村田さんはショパン作曲《ピアノソナタ第2番変ロ短調 「葬送」Op.35》を演奏されました。緊迫感があり、迫り来るような第一楽章、中間部の美しく安らかな音色が心地よい第二楽章、悲観しすぎない淡々とした表現が葬送の乾いた感情を呼び起こす第三楽章、全てがユニゾンで不安定な怪しさを醸し出す第四楽章と、曲の内容をよく吟味し、緻密に音を選んだことが伝わってくる演奏でした。

 最後にお二人の連弾で、即興的でありながらも躍動感あふれる、ラフマニノフ作曲《「6つの小品」よりスケルツォ》を演奏され、ジョイントリサイタルを終えられました。

 今後のますますの研鑽とご活躍を願っております。

(M.H.)

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