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東京藝術大学 ランチタイムコンサート2017 in 表参道
<音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル vol.9>
永田 美香子 & 沼田 昭一郎 ランチタイムコンサート 開催レポート
2017年2月8日(水) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 

 「東京藝術大学音楽学部1年生によるピアノジョイントリサイタル」の9回目は、永田美香子さんと、沼田昭一郎さんの登場です。

 最初の演奏は、永田美香子さん。曲目は、シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」Op.26。

 5曲からなるこの曲を、永田さんはしっかりとしたテクニックで、5曲それぞれの性格を非常に上手く描き分けていました。特に2曲目のRomanzeのどこか憂いを含んだ表現や、3曲目のScherzinoでの明るさ、4曲目のIntermezzoでの余韻を大切にした表現などはとても素敵で、もっといろいろな曲を聴いてみたいと思わせてくれる演奏でした。

 次は埼玉県出身の沼田昭一郎さん。曲目は、ショパンのピアノソナタ第3番ロ短調Op.58より第1楽章、第3楽章、第4楽章。

 この大曲を、確かなテクニックとしっかりとした構成感をもって、全体に大きなスケールで表現していました。第4楽章もダイナミックな演奏で、堂々としたフィナーレでした。今回は時間の関係で第2楽章が演奏されませんでしたが、全曲を通して聴いてみたいと思える演奏でした。

 最後に永田さんと沼田さんが2人で登場し、永田さんが「反省点はいろいろあるけれど、大勢の人の前で弾くことができて幸せでした」とご挨拶され、アンコールに応えて、モーツァルトの4手のためのソナタ K.381から第1楽章を、永田さんがプリモ、沼田さんがセコンドで演奏しました。平日昼間のコンサートにも拘らず来場した大勢の聴衆から温かい拍手を贈られて、コンサートは終了しました。

 共に大学1年生ということですが、将来が楽しみな存在で、大きく育って頂きたいと思いました。

(K.Y.)

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