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東京藝術大学 ランチタイムコンサート2016 in 表参道
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.8>
嶌村 直嗣 ランチタイムコンサート 開催レポート
2016年7月12日(火) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 毎回好評を博している『東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル』シリーズも第8回目を迎えました。本日ご出演されたのは嶌村直嗣さんです。高度な技術と音楽性を求められる大曲2曲で構成されたプログラムで迎えてくださいました。

 前半は、ベートーヴェン《ピアノソナタ第32番 ハ短調》Op.111。32曲あるピアノソナタの最後の曲で、晩年の作品です。第1楽章では確固とした形式感と葛藤や苦悩などが感じられ、第2楽章では、嶌村さんが「この世を去っていくベートーヴェン」と解釈されていたように、非常に澄んだ響きと、崇高で包み込まれるような表現が大変美しかったです。一つ一つの音に耳を傾けながら、曲の細部まで考え抜かれた演奏を聴かせてくださいました。

 後半は、バッハ=ブゾーニ《シャコンヌ ニ短調》BWV1004です。バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終曲をブゾーニがピアノ独奏用に編曲したものです。嶌村さんは、原曲での様式感やヴァイオリンの弓使いによる音の動きを活かしつつ、ピアノの持つ華やかさも存分に表現された演奏を展開され、聴衆を魅了しました。

 丁寧な解説と素晴らしい演奏をされた嶌村さんへ客席から盛大な拍手が贈られ、短い時間でしたが大変充実した演奏会となりました。今後の更なるご活躍を期待しております。

(K.S)

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