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東京藝術大学 ランチタイムコンサート2016 in 表参道
<大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル vol.7>
大嶋 美帆子 ランチタイムコンサート 開催レポート
2016年7月7日(木) 12:00〜12:45(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 

 東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程1年生によるピアノリサイタル第7回目は、大嶋美帆子さんがご出演されました。本日は、曲間に解説を挟みながら大曲を二曲披露してくださいました。

 一曲目は、ベートーヴェン《ピアノソナタ第28番イ長調》Op.101です。伸びやかで温かみのある第一楽章、威厳と躍動感が感じられた第二楽章、瞑想するような深みのある響きから始まった終楽章では、音楽の方向性がしっかりとしておりました。各楽章ともに楽曲の意図が的確に表現され、確固として安定感のある演奏が印象的でした。

 二曲目は、リスト《巡礼の年第2年「イタリア」》S.161より〈ダンテを読んで〜ソナタ風幻想曲〉です。曲は主人公のダンテが地獄の扉を開くところから始まります。鮮やかなテクニックと抜群の構成力で、地獄の壮絶な世界が表現されているような臨場感のある演奏に思わず引き込まれました。

 以上のプログラムを見事に演奏された大嶋さんに、客席から割れんばかりの拍手が送られました。アンコールのスカルラッティ《ソナタ ニ長調》K.443では、転調の面白さが存分に表現された興味深い演奏を聴かせてくださいました。短いひとときでしたが充実した演奏会となりました。今後のさらなるご活躍を期待しております。

(K.S)

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