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松波 慎剛 ピアノリサイタル 開催レポート
《 表参道ランチタイムコンサート シリーズ Vol.2》 〜洗足学園音楽大学〜
2015年
11月20日(金)12:00開演 11:30開場
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 11月20日金曜日、洗足学園音楽大学在学中の若手ピアニスト、松波慎剛さんによるランチタイムコンサートが開催されました。平日の昼間という時間帯にもかかわらず、この日のパウゼは超満員!松波さんの人気の程がうかがわれます。

 12時を回り、ピアニストがステージに登場するや否や、きこえてきたのはあまり耳なじみのない音楽…?実は、松波さんが大好きだという、即興演奏でした。ショパンの《バラード第4番 へ短調 作品52》とともにはじめに演奏された《ノクターン第13番 ハ短調 作品48-1》でも、楽譜に書かれた音符に入る前に、短い即興によるイントロダクションが置かれ、聴きなれた作品に新鮮な趣が与えられていました。つづくグラナドスの《ゴイェスカス》より〈愛と死〉では、繊細さとスケールの大きさの両方を兼ね備えた演奏で表現の幅を感じさせます。ラヴェルの2曲では松波さんの硬質でブリリアントな音色の美質がよく引き立たされ、とりわけ《水の戯れ》では勢いのある瑞々しい音楽が聴かれました。プログラムの最後を締めくくるのは、松波さんご自身が去年作曲されたという《トッカータ》。文字通りパッションの迸るようなその演奏は、型にはまることのない演奏者の個性と音楽への愛情を感じさせ、強い印象を残しました。

 ユーモアあふれるトークで笑いを誘いながら、魅力的な演奏とお人柄でお客様の心をしっかりつかんでいた松波さん。アーティストとしてのこれからのご活躍がますます楽しみです。

(N.J.)

 

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