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ニュー・アーティスト シリーズ2015 in表参道
三重野 奈緒 ランチタイムコンサート 開催レポート
2015年9月15日(火) 12:00開演(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 秋の澄みやかな気配が漂うようになった9月15日、カワイ表参道コンサートサロンパウゼにおいて、ニューアーティストシリーズ2015in表参道として若手ピアニストの三重野奈緒さんによるランチタイムコンサートが開催されました。

 ショパン国際ピアノコンクールin ASIAをはじめ、様々なコンサートにて輝かしい賞を受賞されている三重野さんによるオールショパンプログラムでした。

 「ノクターン第8番変ニ長調op.27」に始まり、「12の練習曲op.10」で確実なテクニックと生き生きとした躍動感あふれる演奏を披露されました。戯れるような軽さやユーモラスなリズム表現など、曲の魅力が存分に伝わってくるような演奏でした。

 続いての「序奏とロンドop.16」「ノクターン第13番ハ短調op.48-1」では堂々と威厳にあふれる和音や、息の長いフレーズを朗々とうたいあげるような場面もあり、歌心に満ちた演奏でした。とくにノクターンの中間部のコラールでの、広がっていくような温かみのあるところでは会場を和やかな雰囲気で包みました。

 再びきっぱりとした持ち味を生かした「3つのマズルカop.50」、アクセントの効いた力強いステップが魅力の「タランテラop.43」を演奏された後、演奏会の最後を「アンダンテ・スピアナートと華麗なる第ポロネーズop.22」で飾られました。落ち着いた情感あふれるアンダンテから華やかでピアノの魅力を存分に発揮したポロネーズまで、演奏会が終わってしまうが惜しいと感じてしまうような充実したひと時でした。

 三重野さんの歌うような、聞き手に語りかけるような音とショパンの詩的な音が一つとなって、奏でられる心地よい音楽を大いに楽しみました。日本や世界で三重野さんのショパンが多くの方に届けられる日を待ち遠しく思います。

(M.H.)

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