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浜松国際ピアノアカデミー 第20回開催記念コンサート in 表参道(全4公演)
石田成香ランチタイムコンサート 開催レポート
2015年7月16日(木)12:00開演(11:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 浜松国際ピアノアカデミーが来年3月に20回目を迎えます。その記念行事の一つとして、同アカデミー修了生4名によるコンサートが去る7月16、17日の両日、ランチタイムとイブニングに分けて行われました。

 初日16日のランチタイム・コンサートは、第17〜19回の同アカデミー修了生で、第19回同アカデミーコンクール第2位の石田成香(せいか)さんの演奏でした。

 演奏の前に、同アカデミー音楽監督の中村紘子さんが、日本人学生が国際的に切磋琢磨できることを願い、また将来の留学のために外国の先生を知る機会になるからと、同アカデミーを創設した理由を語りました。

 そしていよいよ演奏が始まります。白いドレスで登場した石田さんが最初に演奏したのは、シューマン/謝肉祭Op.9です。速いテンポで元気よく始まり、フォルテと静かなしっとりした所との対照が素晴らしい、堂々とした演奏を聴かせてくれました。

 2曲目のショパン/幻想曲へ短調Op.49では、ゆったりした和音の序奏から暗く静かなテーマが登場し、やがて早いパッセージへと移行していく、その対比が激しく、ファンタジーらしい趣豊かな演奏でした。

 続いてもショパンで、ノクターン第8番Op.27-2です。ノクターンの雰囲気を充分に表現したとてもロマンティックな演奏で、引き込まれました。

 最後はリスト/メフィストワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」に、拍手を受けずにちょっと間を置いて演奏に入りました。この難曲で、若さに溢れた、快活で華やかな演奏を披露してくれました。

 ランチタイムにもかかわらず詰めかけた満員の聴衆の盛大な拍手に応えてのアンコールには、ラフマニノフの「楽興の時」Op.16より第3曲と、エチュード「音の絵」Op.39より第9曲を、ダイナミックに演奏しました。リズム感の良さを感じさせる、楽しみなピアニストの登場でした。

(K.Y.)

 

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