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■Passo a Passo
東京藝術大学音楽学部同声会
アンサンブルフェスティバル2014 開催レポート
Tokyo University of the Arts Doseikai Ensemble Festival 2014
11月9日(日)13:00〜14:00 <出演> 藏持智明(Tp) 松井拓野(Sax) 長内かれん(Pf)
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」
11月9日東京藝術大学同声会アンサンブルフェスティバルに於いてトランペット・サックス・ピアノのトリオ「Passo a Passo」による演奏が行われました。会場には若手の学生から地元の彼らの応援者まで、ほぼ満席となるほどのお客様に足を運んでいただきました。冒頭はトランペットの藏持智明さんとサックスの松井拓野さんによる、このユニットの名付け親である田嶋勉氏が彼らのために書き下ろされた《Passo a Passo》を客席から登場しながら演奏し、会場を大いに沸かせました。
続いてクラシックを学んでいるからこそできる演奏を、という思いによりW.A.Mozart《歌劇「フィガロの結婚」より序曲》と本日のメインであるJ.River《CONCERTO pour saxphone alto,trompette et orchestre a cordes》を演奏されました。テンポよく歯切れの良い序曲から技巧的なパッセージをいとも容易く吹く技術、アンサンブルの調和のとれた響きまで、3人の演奏の魅力が発揮された演奏でした。
その後はカノンのコード進行とそれを用いたJ-popの旋律を組み合わせた《カノン・オムニバス》で再び観客を楽しい気分へ盛り上げました。
編成が変わり、ピアノの長内かれんさんによる独奏でChopin《nocturne op.15-2》 と 《 sonata2番 op.35 1楽 章 》 を 優 雅 さ と 共 に 内 に 秘 め た 情 熱 的 な 演奏に聴き入りました。
再びトリオの演奏となり、《情熱大陸》《チョコレート・ダ・モーレ》《チャルダ ッ シ ュ 》 で 刺 激 的 な 演 奏 か ら 包 容 力 の あ る 温 か い 演 奏 ま で 多 彩 な 表現と素晴らしい音楽性により、多くのお客様を虜にしました。
アンコールには《故郷》が演奏され、お二人の楽しいトークとともに終演となりました。
またあの輝く音色と楽しいお話を聞きたいと思いたくなるような、素晴らしいひと時でした。
(M.H.)
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