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シューベルティアーデTOHO2013 〜シューベルト再発見!〜
桐朋学園大学教授陣によるシューベルト作品を巡る6日間!
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」
●9月4日(水)12:00〜13:00 
ランチタイムコンサート<選抜学生による室内楽> 開催レポート

 

  

 本日のランチタイムには、桐朋学園に在学する外園彩香さん(第1ヴァイオリン)、村上祥子さん(第2ヴァイオリン)、桐原宗生さん(ヴィオラ)、村井智さん(チェロ)の皆様が、シューベルトの室内楽を演奏されました。朝方の雨もちょうど止み、若い演奏家の皆さんのフレッシュな音色を聴こうと、たくさんの方々がいらっしゃいました。

 前半は外園さん、桐原さん、村井さんによる、シューベルトの作品の中では珍しい弦楽三重奏曲の演奏です。外園さんの奏でる繊細なメロディーを、桐原さん・村井さんの低音が支えます。第2楽章や第3楽章では、ヴィオラやチェロにも非常に目立つソロがあり、桐原さんの表情豊かな音色と村井さんの深みのある音色も存分に楽しむことが出来ました。

 後半では第2ヴァイオリンの村上さんが加わり、弦楽四重奏「死と乙女」の演奏になりました。編成が増え、作品もドラマチックな曲想のものとなっていること、さらに音に厚みのあるアンサンブルを楽しむことが出来ました。第1楽章では各々の楽器が旋律を取ってゆくような掛け合いが非常に印象的。第2楽章はシューベルト自身の歌曲「死と乙女」に基づく長大な変奏曲になっていますが、各々の変奏の特徴をよく捉えた、聴き手の集中を途切れさせない演奏でした。テンポの速い第3楽章・第4楽章は非常に切れのよい、エネルギーに溢れた演奏で、若手演奏家の皆さんの情熱を感じました。

 終演時には4人の熱演を讃え、温かい拍手が会場から贈られました。シューベルトの室内楽にさらに興味が湧いた、素敵なコンサートでした。

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