トップページ

コンサート情報

トピックス

概要

KMFミュージックフレンズ

CDメディア

リンク

 ホーム(ニュース) > コンサート情報 > 2013年 > ダリア・カメネヴァ ピアノリサイタル > 開催レポート

ダリア・カメネヴァ ピアノリサイタル 開催レポート
《東京公演》
2013年6月8日(土) 17:00開演
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

  

 本日の演奏会は若きピアニスト、ダリア・カメネヴァさんによるリサイタル。ベートーヴェンからラフマニノフまで色とりどりのプログラムが用意されました。前半に演奏されたのは、ベートーヴェン《ソナタ 第30番 ホ長調》Op. 109とブラームス《6つの小品》Op. 118です。カメネヴァさんの演奏の魅力は、明暗や緩急、強弱のコントラストが明瞭につけられているため、その音楽のイメージが聴き手に伝わりやすい点にあるとおもいます。ついついエネルギッシュな音色に耳を奪われてしまいますが、カメネヴァさんが最も得意としてらっしゃるのはむしろ小さな音量のなかで多彩な音色を作り出すことだと感じました。特に印象的だったのは、ブラームス《6つの作品》の第2番です。美しい旋律が静かに、それでいて情熱的に歌われており、そのニュアンスの微妙に変化していく様子にお客様もじっと耳を傾けていらっしゃいました。

 休憩をはさみ、後半はショパン《スケルツォ 第3番 嬰ハ短調》Op. 39と《マズルカ ト短調》Op. 24-1、《マズルカ ハ長調》Op. 24-2、《マズルカ 嬰ハ短調》Op. 41-1、ラフマニノフ《コレルリの主題による変奏曲》Op. 42が演奏されました。とりわけ素晴らしかったのはショパンの3つのマズルカです。作曲家が自らの作品に吐露するものに耳を澄ませて一つ一つ汲み取っていくような丁寧な演奏でした。稀代のヴィルトゥオーソ、ラフマニノフの作曲した《コレルリの主題による変奏曲》の演奏もダイナミックなもので聴き手を惹き付ける力強さがありました。

 アンコールにはラフマニノフ《音の絵》Op. 33の第8番とチャイコフスキー《四季》の〈舟歌〉が演奏され、とても充実した演奏会となりました。カメネヴァさんはバッハから20世紀の音楽まで幅広いレパートリーをもっていらっしゃるとのこと。ますますのご活躍をこころよりお祈り申し上げます。

(A. N.)

 ホーム(ニュース) > コンサート情報 > 2013年 > ダリア・カメネヴァ ピアノリサイタル > 開催レポート