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ロシアン・ピアノスクール in 東京 10周年記念
第7回ランチタイムコンサート 開催レポート
出演：沼沢 淑音
2012年7月26日（木) 12：00開演（11：30開場）
会場：カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」
全8曲から成る《幻想小曲集》の演奏は、シューマンらしさとも言える作品の物語性が十分に生かされたものでした。沼沢さんは各曲それぞれの個性を引き出しながらも、第1曲〈夕べに〉から第8曲〈歌の終わり〉へと連なる確かな一つの流れを作り出していました。
ラフマニノフの《ピアノ・ソナタ》Op. 36と沼沢さん、そして今日使用されていたカワイのフルコンサート・グランドピアノは、抜群に相性がよかったと思います。楽器がよく鳴っていて、ヴィルトゥオーソの手の込んだ華麗な作品がとても生き生きとしていました。
アンコールにはチャイコフスキー《瞑想曲》とリスト《夕べの調べ》が演奏されました。ワンコインではもったいないくらいの贅沢なコンサートで、充実したお昼の一時を過ごすことができました。次回はとうとう最終回。出演者は副島響子さんです。お楽しみに！
（A. N.）
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