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ロシアン・ピアノスクール in 東京 10周年記念
第2回ランチタイムコンサート 開催レポート
出演:入江 一雄
2012年2月21日(火) 12:00開演(11:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:
カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」

  

 今日のランチタイムコンサートは、ロシアン・ピアノスクールin東京の受講生によるシリーズの第二回目。演奏して下さったのは、東京藝術大学大学院を首席で修了なさった新進気鋭のピアニスト、入江一雄さんです。本日のプログラムは、シチェドリン《ポエム》《アルベニス風に》《フモレスケ》《トロイカ》《バッソ・オスティナート》、プロコフィエフ《ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調》Op. 84で、ロシアの作曲家による作品が集められました。

 シチェドリンの小品はそれぞれの個性が巧みに引き出された鮮やかな演奏で、五つの短編小説を一気に読んだ時のような気分になりました。対して、プロコフィエフの長大なピアノ・ソナタは映画のように人を引き込んでいく作品で、お客様も陶然たる面持ちで入江さんの演奏に耳を傾けていらっしゃいました。

 アンコールには、シチェドリン=プレトニョフ《アンナ・カレーニナ》より<プロローグ> <レース>、ラフマニノフ=ヴァロドス《イタリアン・ポルカ》と、惜しみなくレパートリーを披露してくださり、とても充実した一時間を過ごすことができました。

(A. N.)

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