トップページ

コンサート情報

トピックス

概要

KMFミュージックフレンズ

CDメディア

リンク

 ホーム(ニュース) > コンサート情報 > 2011年 > 東京音楽大学表参道サロンコンサート >
 
粟根祐人&奥村百合名 ピアノジョイントリサイタル > 開催レポート

KSCO
粟根祐人&奥村百合名 ピアノジョイントリサイタル 開催レポート
東京音楽大学 表参道 サロンコンサート Vol.16
2011年
12月14日(水) 19:00開演(18:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 

 アンコール

 12月にはいり、一層の輝きと活気を放つ表参道。そんな表参道のパウゼで、14日の晩、東京音楽大学サロンコンサートが行われました。今回は粟根祐人さんと奥村百合名さんのジョイントリサイタルです。大学で同じ年に入学したとというお二人の演奏を聴きました。

 前半は粟根さんのプログラム。ベートーヴェンのピアノソナタ第30番ホ長調のきらびやかな雰囲気で始まりました。第1楽章では細かくたくさんの音をちりばめたような曲想のなか、高音の表現が印象的でした。ペダルの駆使と微妙なタッチの変化によって繊細で気持ちの行き届いた音作りを心がけているように見受けました。

 次はジャズの要素をふんだんに取り入れたカプースチンの《24のプレリュード》より3曲を演奏。精緻なベートーヴェンの世界からがらっと変わり、肩の力が抜けて軽妙な音の悦びを味わえるような、第9番、10番、23番の演奏でした。最後にはショパンの幻想曲へ短調で独自の世界観を見せました。内的で静謐な雰囲気のなかで、要所でテンポ・ルバートをかける時の集中力といったらありません。粟根さんらしいショパンに会場は大満足でした。

 後半は奥村さんがショパン《24の前奏曲》全曲を演奏。赤いドレスで華やかに現れた奥村さんがハ長調の熱っぽい期待感をこめて情熱的に演奏したとき客席は一気に引き込まれました。繊細な表現以外の点では、第12曲の挑発的なデュナーミクの加減は刺激的でした。また終曲の荒々しくも語りかけるようなメロディラインに、聴衆は身を任せて流れるがまま耳を預けていました。24もあるこの曲集を通して弾くのは並大抵の体力では行かなかったはずですが、奥村さんはそれを見事に弾き切っていて喝采の拍手が贈られました。

 ステージに再び登場したお二人は、アンコールにクリスマスらしい曲のプレゼントをしてくださいました。バーリンの〈ホワイトクリスマス〉とアンダーソンの〈そりすべり〉の連弾です。クリスマスらしく楽しげな気持ちにさせてくださって終演となりました。会場には音大生も多く、にぎやかな演奏会となりました。今後も音大生が活躍できる場が増えるといいですね。  

(T.)

  

 ホーム(ニュース) > コンサート情報 > 2011年 > 東京音楽大学表参道サロンコンサート >
 
粟根祐人&奥村百合名 ピアノジョイントリサイタル > 開催レポート