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開催レポート

KSCO 
小山香織&松村佳子 ピアノジョイントコンサート
《桐朋学園 表参道 サロンコンサートシリーズVol.4》
2009年2月25日(水) 19:00開演(18:30開場)
主催:カワイ音楽振興会
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

 今回の<桐朋学園 表参道 サロンコンサートシリーズ>は、桐朋学園大学出身のお二人によるジョイントコンサートです。小山香織さん、松村佳子さんはお二人とも同大学卒業後、ミュンヘン国立音楽大学大学院でマイスター・ディプロマを取得したピアニストで、現在は後進の指導にあたるほか、オーケストラと共演するなど多方面で活躍なさっています。まだまだ外の空気の寒い2月ですが、会場の中はアットホームな暖かい雰囲気で、私たちは期待に胸をふくらませて開演を待ちました。

 前半はそれぞれのソロを披露されました。最初は小山さんがモーツァルトのピアノ・ソナタ第8番ニ長調を演奏しました。息をすっと吸って弾き始めた小山さんの演奏は、音楽のつくりかたがとても丁寧でした。かわいらしく動き回る右手に、左手の明確な拍節感を、どちらも損なうことなく大切にしていました。

 次に松村さんのソロは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番変イ長調です。松村さんの演奏は、響きを確かめながら一つ一つの音を丁寧に作っていました。特に第1楽章や第4楽章ではやさしい音色、流れるようなフレーズが印象的。最終楽章での推進力ある流れは最後まで聴衆をわくわくさせるものでした。

 休憩後はお二人のピアノデュオです。ラヴェルの《マ・メール・ロワ》では、お二人の息がぴったりと合っていました。音楽に入るタイミングや、フレーズの受け渡し方は完璧で、おとぎ話の不思議な世界を味わいつくせる演奏でした。

 最後はブラームスの《ハイドンの主題による変奏曲》を2台ピアノ版で。ハイドンによる主題はとてもあたたかいメロディです。そのラインは端正にくっきりと描かれました。その後の9つの変奏は、どの曲もとても表情豊か。第6変奏のように奔放な感じがあったかと思うと、第7変奏では雰囲気のある付点音符のリズムでしっとりと歌い上げます。最後の第10変奏は3連符、オクターヴ、弱起でせりあがるような走句などを用いた多様な変化を、それぞれ見事に演奏しきりました。

 アンコールとして、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》を聴くことができました。夢想的な旋律が2台のピアノによっていっそう幻想的に膨らんでいきます。美しい旋律をきいて、日常の諸々から解放されました。またお二人のコンサートに伺いたいです。

先生と
お弟子さんの素晴らしい演奏に先生も嬉しさいっぱい!

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