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日本ショパン協会 第240回例会
矢島愛子ピアノリサイタル開催レポート
《日本ショパン協会パウゼシリーズ Vol.1》
2008年
5月17日(土) 18:30開演( 18:00開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

「日本ショパン協会 第240回例会 パウゼシリーズVol.1」が開催されました。このシリーズは、日本ショパン協会がより多くの才能あるピアニストに演奏機会を提供することを目的としたものです。

第1回目の今回は矢島愛子さん。桐朋学園大学デイプロマコースを修了した後、現在ハノーファー音楽演劇大学で研鑽を積んでおられるピアニストです。

今回の演奏曲目

前半
シューベルト/リスト編曲
水車屋と小川
水に寄せて歌う
ショパン
ノクターンロ長調作品62−1
3つのエコセーズ作品72−3
ワルツヘ長調作品34−3
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22

後半
プロコフィエフ
ピアノソナタ第8番変ロ長調作品84「戦争ソナタ」

アンコール
ドビュッシ
アルペジオのために
ショパン
木枯らしのエチュード
ロイ
ファースト・フォアード

前半は、リストの編曲によるシューベルトの作品と、ショパンの小品を並べたプログラム。どれも旋律が魅力的なものばかりです。矢島さんのピアノは、繊細で美しい音がとても魅力的でした。特に、ショパンによく出てくる装飾的なパッセージを軽やかに奏する部分は、その美しさに思わず息をのむほどでした。

後半のプロコフィエフは難曲中の難曲。特に強烈な打鍵がものすごい迫力だったように思います。繊細な歌心と高度なテクニックでこの曲の壮大な世界を描き出しました。

満員のお客さんからの暖かい拍手に応え、アンコールにはドビュッシーとショパンのエチュード(練習曲)を披露。最後に演奏された新作(?)筆者は初めて聴いた曲でしたが、ジャズの要素も感じられるカッコよく楽しい曲を素晴らしい技巧を駆使して弾き切りました。これからもますますのご活躍を!

 

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