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サウンド・ルート2007/8-II《日本⇔ロシア》開催レポート
日本・ロシア音楽家協会 作曲部会・器楽部会(ピアノ)による
2008年3月4日(火) 19:00開演( 18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ 」
サウンド・ルート2007/8-II、今回は作曲部会・器楽部会(ピアノ)によるコンサートです。
最初に川崎智子さんのソロ。プロコフィエフのバレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 作品75から4曲を選んでの美しく、またダイナミックな演奏です。某携帯電話のコマーシャルで一躍有名になった「モンタギュー家とキャピュレット家」も演奏されました。続いて金井泉乃さんのソロで、スクリャービンの演奏会用アレグロ作品18、ソナタ第9番作品68「黒ミサ」。とても難しいこの作品をエレガントに、そして色鮮やかに。素敵な演奏を聴くことが出来ました。
菊池幸夫さんの作品〈連祷〉〜2台ピアノのための〜を演奏された村上弦一郎さん(左)と松山 元さん(右)。菊池さんを真ん中に演奏終了後のご挨拶です。今日のコンサートが改訂初演となりました。
菊堀越隆一さんの作品、〈ふたつの島〉〜2台ピアノのための〜。こちらは何と今日が世界初演!会場のお客様は世界で最初にコンサートでこの曲を聴いた人‥ですね。初演したピアニストは、先ほどソロを聴かせて下さった、川崎智子さんと金井泉乃さんのお二人でした。この後、ムソルグスキーのオペラ「ソロチンスクの市」より〈若者の夢〉を松山 元さんと村上元一郎さんが2台ピアノで演奏。この曲は「禿げ山の一夜」の原曲で、男性ならではの力強く迫力のある、聴き応えのある演奏でした。
今日の盛りだくさんのプログラム。最後は、山本純ノ介さんの作品〈ピアノのための絶対音楽II〉。演奏は崔 仁洙さん。この作品はもともとは電子楽器のために書かれたもので、今日はそれをアコースティックなピアノで演奏。また違った魅力があったのではないでしょうか。
次回のサウンドルート2007/8-III《ロシア歌曲の夕べ》は、声楽部会員によるコンサートの予定です。
2008年4月2日(水)19:00開演。会場は今日と同じくここ「パウゼ」です。
皆様のご来場をお待ちしております。
http://japan-russia-sfm.net/soundroute/soundroute2007.8/III/soundroute2007.8-III.html
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