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 ホーム(ニュース)コンサート情報2007年寿明義和 がピアノで歌う・踊る・語る!〜第2夜 踊る!ballare 〜開催レポート

KSCO UNA STORIA PIANISTICA YOSHIKAZU JUMEI
寿明義和 がピアノで歌う・踊る・語る!(全3夜シリーズ)開催レポート
〜第2夜 踊る!ballare 〜
2007年
12月14日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

ピアニストであり、現在東京音楽大学にて教鞭をとられている寿明義和さんによる 全3夜シリーズの第2夜。このコンサートは、寿明義和がピアノで 「第1夜 歌う!cantare」 「第2夜 踊る!ballare」 「第3夜 語る!raccontare」と毎回それぞれのテーマにちなんだプログラムが演奏されるユニークなコンサートです。

“第2夜 踊る!ballare” の プログラムは次の通りです。
バッハ/ラフマニノフ編:無伴奏パルティータ第3番より プレリュード
ガヴォットとジーグラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 作品42
ショパン:幻想ポロネーズ
ストラヴィンスキ:『ペトルーシュカ』からの3章

バッハ/ラフマニノフ編のプレリュード、ガヴォット、ジーグは他のラフマニノフの楽曲を演奏するのと同様に高度な演奏テクニックが要求されますが、それを感じさせない巧みなテクニックで非常に軽快に、細かい音型と内在するメロディーのコントロールが鮮やかでした。続くコレルリの主題による変奏曲も、テクニックは一層冴え渡り、豪快さと華やかさが共存する中でも、全体的には非常に構成力のある印象でした。

後半のショパンの幻想ポロネーズでは、神秘的な出だしから、最後へ向けての高揚感がなんとも素晴らしく、クライマックスで会場は一気に熱気につつまれました。最後のペトルーシュカからの3章は、この日のコンサートの集大成。この曲は、非常に難解な曲として有名ですが、終始安定したテクニックにより、刺激的でスリリングな演奏で締めくくられました。

お客様からの拍手はなかなか鳴り止まず、アンコールでは、アルベニスのタンゴ、シューベルト/ゴドフスキー編の楽興の時 の2曲を演奏されました。

次回は、2008年4月22日(火)「第3夜 語る!raccontare」(最終回)です。

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