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中井正子 パリの香り開催レポート
ドビュッシーピアノ作品全曲レクチャーコンサートシリーズ
第9回 《 前奏曲集 第2巻 》 
2007年12月1日(土)18:00開演( 17:30開場)
会場:
カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

2003年から年に2回開催されているこのシリーズは、ピアニスト中井正子さんによるもの。中井正子さんは10代でフランスに渡り、パリ高等音楽院 ピアノ科を審査員全員一致の1等賞首席で卒業され、日本人演奏家として初めてドビュッシーのピアノ作品全曲演奏会を行い、現在、2度目の全曲演奏会、全曲楽譜校訂、さらに全曲録音という壮大なドビュッシープロジェクトを進行中のピアニストです。

今回は、「前奏曲集 第2巻」が取り上げられました。前半は「前奏曲集 2巻」を演奏され、真のフランスの伝統的演奏スタイルを身に付けられている事、徹底されたドビュッシーの研究に裏づけされた演奏は圧巻でした。「完璧」という言葉が頭にうかぶような演奏でも、時折みられるウィットに富んだユニークなうたい回し、リズムの面白さを見事に表現され、色彩の豊かさはまるで印象派の絵画を見ているかのような幻想的な雰囲気に会場が包まれました。

後半はご自身校訂の楽譜を用いてのレクチャー。楽曲の分析から、ドビュッシーが作曲した当時の時代背景、流行していたもの、作曲にあたっての裏話、留学当時のお話等、興味深く初めて聞くようなお話が次々に登場し、会場のお客様からは時々感嘆の声が聞こえました。

次回はいよいよ最終回。2008年4月26日(土) 「小品集 2」が予定されています。2008年はドビュッシー没後90年にあたる年でもあります。皆様のご来場をお待ちしています!

 

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