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クロイツァー記念会 創立45周年記念演奏会開催レポート
〜 クロイツァー賞受賞者による 〜
2007年10月31日(水)19:00開演(18:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
使用ピアノ:カワイコンサートグランドピアノSK-EX2台
出演:丸山滋、出久根美由樹、ホラーク ミハル、山内のり子、上田晴子、迫昭嘉、永岡信幸
丸山 滋 〜第22回受賞〜
ラフマニノフ/メロディー、ユーモレスク、楽興の時Op.16-2、ライラック
出久根美由樹 〜第26回受賞〜
リスト/ダンテを読んで
ホラーク ミハル 〜第33回受賞〜
ショパン/舟歌op.60、英雄ポロネーズop.53
山内のり子(I)〜第22回受賞〜 上田晴子(II)〜第13回受賞〜
ドビュッシー/白と黒で(2台ピアノ)
写真迫・迫&永岡・永岡 迫 昭嘉(I) 〜第10回受賞〜 永岡信幸(II)〜第14回受賞〜
ベートーヴェン(リスト編曲)/交響曲 第9番より(2台ピアノ)ピアニスト故レオニード・クロイツァーを記念する催しとして、1976年より行ってきました「クロイツァー賞受賞者演奏会」も今年で31回を数え、創立45周年を記念して祝賀コンサートが開催されました。
近年の記念会の活動は、受賞者演奏会の他に2003年にCD制作と没後50周年記念演奏会の開催、また昨日は書籍発刊への協力を行い、今回の演奏会もそれに続く企画として計画されました。
クロイツァー教授と縁りのある国立音楽大学、武蔵野音楽大学、東京藝術大学の3つの大学の過去の受賞者から、世代の違う7名の方々に出演していただき、前半は3人のピアニスト(丸山滋さん、出久根美由樹さん、ホラーク ミハルさん)によるピアノソロ演奏、後半は2組のピアニスト(山内のり子さん&上田晴子さん、迫 昭嘉さん&永岡信幸さん)による2台ピアノが演奏され、プログラムも教授がよく演奏されたりご指導をされたという曲から選曲されました。出演者の皆さんにとっても思い出深い曲。演奏も教授の伝授が伺え、それをますます発展させた個性溢れる素晴しい演奏が繰り広げられました。
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会場には、ゆかりの3大学から学長、学部長、学科長の方々が、またクロイツァー記念会の役員の皆様など沢山の音楽関係者が集りました。また、音楽之友社の取材も入り、写真撮影やインタビューなども行われました。(12月発売1月号に掲載予定)。今回のコンサートがいかに重要で記念すべきものであるかが伺えますね。終演後にはピアニストの皆様が再度ステージに出て来られ、お客様からは盛大な拍手が送られました。
終演後もロビーに、沢山のご友人や日本音楽コンクール歴代入賞者のピアニスト方もお見えになっていて、出演者に花束を渡したり、一緒に記念の写真を撮ったりとお話も尽きることなく賑わっての幕となりました。
ピアニストの皆様、クロイツァー記念会の歴史に残る名演を有難うございました。
当日のアンケート・ご意見ご感想より
・複数のピアニストの方の共演は音の違いが良く分かり、興味深くお聴きできました。(50代、主婦)
・ トリをベテラン2人による第九の2台ピアノという構成が良かったです。(20代、会社員)
・正確なテクニック、真摯な演奏態度、さすが受賞者の方々の演奏は聴き応えがありますね。(70代、主婦)
・一つ一つの作品の完成度が高く、非常に満足致しました。(50代、主婦)
・ 素晴らしい演奏で楽しかったです。(50代、会社員)
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