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芸術文化振興基金助成事業
ステーンハンマル友の会 スウェーデン音楽の調べVol.4開催レポート
北欧の響き「今注目の北欧の作曲家、その知られざるロマンティシズムに迫る!」
2007年7月15日(日)14:00開演(13:30開場)
鎌倉和子(ニッケルハルパ)(特別ゲスト)、向野由美子(メゾ・ソプラノ)、松尾優子(ピアノ)、和田記代(ピアノ)
夏の台風としては、観測史上最大のものという台風4号の接近により、一時は開演が心配されましたが、今回の演奏者の皆さんの強運と念力によって!?でしょうか、状況が一転し進路が予測より南方へずれてくれたため、無事に開演することが出来ました。
第1部は、中間にニッケル・ハルパとアコーディオンによるスウェーデンの民族音楽を挟んで、ピアノ伴奏でメゾ・ソプラノの歌曲集が歌われ、第2部は、2台ピアノでのコンチェルトとアコーディオンを除く全員でのラプソディー(和田記代編曲)が演奏されました。
その第2部では、開演時にちょっとした仕掛けが行われました。その仕掛けとは、休憩が終わったところで客席・舞台共に暗転し、その中でピアニスト2名が下手・上手から分かれて、拍手が起こらないように入場。そして、上手の扉がそーっと開きニッケル・ハルパ(民族楽器)奏者が姿を見せないようにして約1分演奏が行われ、音が鳴り止んだところで扉をゆっくり閉める、と同時に本番照明に転換、そこからピアノコンチェルトの演奏(2台ピアノ)が始まる、というもの。
趣向がこらされ興味深い演出で、お客様も楽しめたことでしょう。そのピアノコンチェルトですが、とてもロマンティシィズムに溢れ叙情性のある名曲で、ソロ・ピアノを和田さんがSK-EXで演奏されてましたが、曲想によく合った音色を奏でられ一層心に残る曲となりました。名演と共に名曲でした。
アンコールでは、アコーディオンを加えたスウェーデン民謡が演奏され大合奏!楽しい場面でした。
楽屋口前では、ニッケルハルパの楽器をお客様の目の前で披露。楽器についての解説が行われました。
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