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 ホーム(ニュース) CD&メディアドビュッシー/デュティユー/ラヴェル  島田彩乃

CD番号 ZMM0603

島田彩乃 《 ドビュッシー / デュティユー / ラヴェル 》

「月刊ショパン」優秀盤 「レコード芸術」準推薦

試聴mp3 ラヴェル:水の戯れ

島田彩乃オフィシャルサイト

 

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●「月刊ショパン」誌評 2006年9月号 優秀盤

 パリ音楽院修了の島田彩乃が三鷹市(風のホール)でおこなった録音(使用楽器:カワイ・フルコンサートSK-EX)。音が澄みきって美しい。ばかりでなくそれらが重なりからみあっての綾・陰影にも透明感が漂ってドビュッシーが印象派の風景画(たとえば『雪の上の足跡』はシスレーの『ルーヴェルシェンヌの舞』)を彷彿とさせる。デュテュユーもラヴェルも、ともに鮮烈の快美演。

(壱岐邦雄)

 

●「レコード芸術」誌評 2006年6月号 準推薦

[演奏評]

 島田彩乃のピアノを聴くのは私にとってこのCDが初めてである。桐朋女子高からパリ音楽院へと留学、さらに同院研究過程まで修めた人で、ヨーロッパ、オーストラリアなどの国際コンクールにいくつか優勝もしくは入賞を飾っている。学んだ環境からかとくにフランス音楽を得意とするようで、明記されてはいないがデビュー盤かと思われるこのCDにも、ドビュッシー、ラヴェル、デュティユーの作品を採り上げている。初めに聴く<前奏曲集>第1巻からよくわかるのは、このピアニストの美しく冴えて、しかも微妙なニュアンスを生み出すタッチが、フランス音楽にふさわしいことである。加えて、奏楽のたたずまいには、一種のあたたかさ、聴きての心に寄り沿ってくるかのような、人なつこい魅力が感じ取れる。

 いっぽう、たとえば、<野を渡る風><とだえたセレナード>などの曲目で聴かせるダイナミックかつドラマティックな表現もなかなかのもので、ドビュッシーの詩的世界が、けっして一面的ではなく弾き表わされている。そして、このディスクの確かな聴きどころとなるのが、デュティユーの<ソナタ>。ほぼ25分を要する、3楽章制をとって書かれたこの作品は20世紀フランス・ピアノ音楽の名品に数えられるものでありながら、今のところ、あまり録音に恵まれない。日本盤では、数年前に永野英樹の録音が出ていた位であろうか。その意味からも、ここに行きとどいた、瑞々しい秀演が公にされたことは、とても喜ばしい。

 結びに置かれたラヴェルの両曲も好感度の高いデリケートな佳演である。

(濱田滋郎)

 

[録音評] 

 スペクトラム的にも中低域に厚いものがあり、安定感の高いサウンドである。演奏のエネルギーや音の芯をよく伝えている。2006年の1月、三鷹市芸術文化センター・風のホールで収録され、カワイのフルコンサートSK-EXが使われている。距離感的には少々近いものがあるが、それが安定感の高さ、音の図太さにもつながっているようだ。

(石田善之)

 

 

 

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